シニア犬 突然くるかもしれない介護生活の考え方
おうちわんことして、生まれてからずーっと一緒に生活して来た
トイプードルの「ノンノン」。
今年で、早いもので15歳。完全に老犬の仲間入りです。
「ノンノン」は、12歳の頃、乳がんが見つかり手術。
右側の乳首を全部切除という大手術(32針縫いました)を
びっくりするくらいの回復力で耐え抜いてくれました。
1泊入院で、見た目は痛々しかったものの・・・
次の日には、食欲もすぐに戻り、小走りで部屋を駆け抜ける・・・といった感じで、
こちらが拍子抜けしちゃうくらいだったのを覚えています。
でも、その時は転移が見られなかったし、続けて左側も摘出というのは
難しいとゆうことで、今に至ります。<現在、触ると当たるしこりがいくつかある>
そして、その後何年かは元気に特に変わった様子もなく暮らしていました。
そんな「ノンノン」が、去年の年末から急に痩せ始め・・・足元もなんだかおぼつかない
状態になって来ました。
目も白内障が進み、ほとんど見えてない状況。
それとともに、少し痴呆症も入って来たのか、
同じところをぐるぐる回ってはぶつかって、バランスを崩す・・・。
ということが頻繁に起こるように・・・。
夜、知らないうちに狭いところに入り込んでしまって、
大変な状態になっていたこともありました。
でも、さすが内臓系は強いと言われているトイプードル!!
ご飯は、しっかりパクパクと食べてくれています。
ただ、鼻もあまり臭わなくなって来ているらしく、口元に食べ物を持っていって
気づかせないと、あることもわかっていない状況です。
あんなに元気だったのに、一気に年寄り〜〜って感じに老け込んでしまいました。
ご飯、おトイレ、少しだけのうろうろ・・・以外はずーっと寝てる。
そんな状況なので、あまりにも動かないと
ドキドキしながら・・・「生きてる?ノンノン〜」って声をかけるときもしばしば。
そんな「ノンノン」と最近、約束したこと!!
おトイレを失敗しても絶対怒らない!!(どこでしちゃってもいいよ!)
おしっこ&ウンチを毎日してくれることを嬉しいって思う!
そうなんです。
多分・・・ここがみなさんなかなか大変って思っちゃうところ。
「なんで、失敗ばっかりするの〜こんなところで今までしたことなかったのに」って思い始めると、
すぐに飼い主さんが行き詰まっちゃう。
誰が悪いわけでもない老犬介護の始まりは、結構突然やって来て・・・
それまでできてたことが一つずつできなくなる・・・の繰り返し。
だから、例えばおトイレも「歩いて自分でいってくれて、ちゃんと出てればありがたい!」
まずはそこから・・・。
だって、失敗は拭けばいいし、おトイレシーツあちこち敷いといたっていいじゃん!!
「ノンノン」の場合、ころ〜んってウンチが思わぬところに落ちていることも
頻繁になって来ました。
おしっこの海も一日置き???かな?
でも、もう少ししたら・・・今日はおトイレ一回もしてないと不安になったり・・・。
逆に、立てないからそのまましちゃった!!って、段階的になってくる。
老犬介護が初めての飼い主さんは、結構初めの段階でど〜んときちゃって
飼い主さんの方がめげちゃうケースも多いんです。
でも、ちょっと視点を変えて・・・「まあいっか!」って流せるようになると
色々気分も楽になるし、我が子がまた愛らしく感じる。
そうそう、もう少し進んじゃったらオムツも使えばいいしね〜なんて
そうなる前に、次の段階になる心の準備をしておくと随分違うと思いますよ〜
わんこは、人の何倍もの速さで歳をとる。
こないだまで、元気すぎて困る〜って思ってたのにというお話は、
飼い主さんからもよく聞く言葉。
でも、絶対どの子も「ノンノン」のように歳を重ねて、老犬特有の状態に
なると思う。
そんな時、飼い主さんの気の持ちよう・・・考え方の変換で、
シニアライフが全然違ったものになると思う。
子犬を育てるときもそうだけど・・・心の余裕が大切です。
わんこには、ビーックリするくらい心が伝わっちゃいますからね〜
まだまだ若いワンコの飼い主さん、いつかくる将来。
今日のお話、頭の片隅においておいてもらえると嬉しいです。